ここでは、平泉文化についての研究の歴史について概説します。

平泉文化は多彩な内容を持つため、さまざまな分野で研究が積み重ねられてきました。10年ばかり前までは、文献史学者が平泉研究の中心でした。中尊寺や毛越寺に納められている文化財の数々は、美術工芸史の立場から研究が進められました。人類学者は、藤原氏の人種的帰属を探りました。従来から進められていた考古学的研究は、近年急速に進展しました。

  1. 文献史学
  2. 美術工芸
  3. 人類学
  4. 発掘調査の歩み