長者ヶ原廃寺跡[史跡](奥州市)
中尊寺から北にわずか1キロの距離に位置します。昭和33年(1958)の発掘調査で、寺院風の壮大な建物跡が確認されました。出土した土器などから推定して、平泉前史の重要な寺院跡と考えられています。一辺約100mの土塁又は築地塀に囲まれた遺跡であり、中軸線上に建物と門を配すなど非常に古代的な様相をもっています。中尊寺はまだ建立されていませんが、南の関山丘陵を意識してこの地が選ばれたのかもしれません。
アクセス
- 岩手県交通バス衣川線瀬原バス停から車で10分
- 東北自動車道平泉前沢ICから車で約10分
問い合わせ
岩手県奥州市江刺大通り1番8号
(代)0197-35-2111(奥州市教育委員会事務局歴史遺産課)